自己実現と社会貢献を志す人へ

先生&生徒のつぶやき

2023.06.15

人は人との出会いで成長する

執筆者:副校長  山下 久夫

人は生きていれば様々な出会いがあります。
それは全て必然であり、偶然は無いです。
そんなことないよという方もおられるかもしれませんが、全て必然と考えてみてください。
これは何を意味するのかと言いますと、自分を成長させてくれるものなのです。
この世に生を受けた時に、私の両親はこの私を大事に育ててくれました。
だから今の私があるのです。
人との出会いはここから始まっているのです。

では次の出会いはどこで誰と出会いましたか。
皆さんは覚えていますか。
色々な出会いがあったと思います。
人は人と出会うと嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いことなどなど、様々なことが起こります。
その一つひとつが自分を成長させてくれるのです。
誰も楽しいこと嬉しいことばかり経験する人はいないのです。
悲しいこと辛いこともたくさん経験します。
どの経験も自分を成長させてくれます。
嬉しいことを経験すれば、同じことを他人にすれば喜んでくれますし、嫌なことを経験したら他人にしなければ良いのです。
同じ志を持つ人と出会うことができれば力を合わせて行動すれば良いのです。

今から3年前、私は奈良県にある学校に授業に行きました。
そこで3年ぶりに小野校長と再会しました。
その時、小野校長からRITA学園高等学校について色々とお話を聞かせていただき、数日後、今井理事長ともお会いすることになり、理事長からRITA学園高等学校の理念を聞かせいただいた時、その思いの素晴らしさにとても感動したのを覚えています。

やはり人との出会いは偶然ではなく必然だと感じました。
ですが、その出会いをどうするかは自分自身で考え、判断しなくてはなりません。
仮に悪い人に出会ったとしても同じで、どうするかは自分で判断するのです。
そんな時、自分の中でどうすれば良いかという判断基準をもつことが大事です。
この基準こそが最も大切です。
自分にとっても他人にとっても正しいものでなければなりません。
さらに大事なことがあります。
その基準は損得で考えるのではなく、善悪で考えるのです。
私がRITA学園高等学校に来たのは、自分の経験が生徒にとって役立つことになればいいなと思ったからです。
損か得かで考えていては良い方向に進むことはできません。
常に善か悪かで考えるようにしましょう。
多くの人と出会い、都度正しい判断で自分を磨き、素晴らしい人生を送りましょう。

出会い

2023.05.18

福島県訪問

執筆者:教頭  人見 敏史

5/14~5/15の一泊二日、経済産業省 藤田様、株式会社宮田運輸 建野様のご協力の元、今井理事長をはじめ、小野校長、山下副校長、髙橋事務長、奈良学習館の高木館長、そして本校と奈良学習館の生徒代表とで、福島県の双葉町、大熊町、富岡町に行ってきました。
東日本大震災から12年以上が経ちましたが、復興の道のりはまだまだだと実感しました。
廃墟となった家、無人の店舗、傾いた電柱、放射性物質を含んだ土の管理をする広大な敷地・・・・見るも無残な姿に驚きを禁じ得ませんでした。
それでも少しずつ少しずつ着実に復興は進んでいます。
何十年、いや百年先かは分かりませんが、きっと震災前以上に戻る日が来ると確信します。
そのために本学園は何ができるのか?今、利他の心を持って考える時です。

※福島訪問については、四国学院大学で5/28に開催されるパネルディスカッションで発表します。

福島第一原子力発電所 1~4号機建屋前
(於:福島第一原子力発電所 1~4号機建屋前)

2023.04.20

利他と幸福

執筆者:校長  小野 康裕

今回は「利他と幸福」をテーマにお話します。

人は、誰でも幸せになりたいと願っています。
どうすれば、もっと幸せに生きられるのでしょうか?

もっと親の財産があったなら幸せになれる。
もっと頭が良ければ幸せになれる。
もっときれいに生まれたら幸せになれる。
もっと有名だったら幸せになれる。

その答えは人によっていろいろな意見があると思いますが、私が導き出した答えは「利他的振る舞い」です。

“利他的”な振る舞いと“利己的”な振る舞いでは、どちらの方が、多く年収を受け取ることができるのでしょうか。

興味深い研究結果があります。

スウェーデンのストックホルム大学のエリクソン博士らの研究によると、「利己的な人と利他的な人との年収についてどちらが高いか」を研究するため、4,017人にアンケートを協力してもらい、寄付やボランティア活動などの度合いを質問し、利他的か利己的かを調べ、その後の14年間の変化を調べたそうです。

その結果、最初は同額の年収であっても、その後において、利他的な人のほうが年収の増加率が高くなっていくことがわかりました。
利他的な人の年収は、利己的な人の1.5倍でした。
つまり、利他的な人と利己的な人では、利他的な人のほうが年収を多く受け取る人が多かったのです。
この理由は、利他的な人のほうが、周囲に気を使い、困っている人を助け、自分ができることを手伝ったりすることで、周囲からの信頼が増し、その結果、重要な仕事を任されリーダーに選ばれることになります。
それが、昇進に繋がり年収にも差が出てくると結論を出しています。

利己的な人より利他的な人の方が信頼できると感じることは、誰もが良くあると思います。
自分勝手な行動をする人よりも、他者を思いやることができる人のほうが安心でき、信用できます。
いつも自分勝手な行動をする人が困ったとしても、自業自得と言われ、誰も手を差し伸べることをしません。
逆にいつも利他的な行動をする人には、いざというときに他者が力を貸してくれます。
つまり、利他の心を持っている人は、このような人間関係(相互協力関係)が築きやすいことが、人生を幸せに生きることにつながるのではないでしょうか。

参照文献:『科学的に幸せになれる脳磨き』岩崎一郎から

2022.01.20

まずはチャレンジ!

執筆者:経理  山根 博

私が若い人によく伝えることが「チャレンジしてみよう」ということ。

やったことがない事でも、自分が知らない素質を持っていたり、自分に合っていたりすることもあります。

「どうせできへんわ」とか「めんどいやろ」とか、最初から諦めてしまうのではなく、少しでも興味があるならば「どうすればいいのか」「どんなものなのか」調べてみたり、誰かに尋ねてみたりしてみると、案外「いけるかも!」と思うかもしれません。

60年ほど前、私が小学生の頃、NHKの番組で『ものしり博士』という楽しい番組がありました。
いろいろな題材を子どもたちと考え、ひも解いていく番組でした。
そして『ケペル先生』というキャラクターが毎回番組の冒頭でする挨拶が「なんでも考え、なんでも知って、なんでもかんでもやってみよう」でした。

当時、男の子の遊びは野球しかなかった時代で、少年野球チームもたくさんありました。
学年で一番体が小さかった私は、いつも運動場の端から野球をしている同じ町内の同級生を見ているだけでしたが、ある日友達が少年野球チームに入らないかと誘ってくれました。

「どうせできへんわ」と思っていた私に、彼がいろいろ丁寧に教えてくれたおかげで、6年生の時にはサードのレギュラーになることができ、やってみて良かったという思い出があります。

野球少年

それからは、興味のあることはまずチャレンジしてみるようになり、中学校ではバスケットボール、高校では吹奏楽等々・・・そして、チャレンジすることは今でも続いています。

皆さんも、自分の中にある可能性を探ってみてはいかがでしょうか。
知らない自分が見つかるかもしれませんよ。

2021.12.27

自然との対話

執筆者:学事課長  澤井 朝世

私は雲が好きで、あらゆるところで写真を撮りまくっています。
思い返せば小学生の頃からでした。

雲は刻一刻と形を変え、その日その日でまったく形が違います。
晴れた青い空には、もこもこの雲、わた雲。
一直線に真っすぐ走るひこうき雲。
見つけたらどこまでも行ってみたくなり、非常に気持ち良くなります。
山の上に雲があれば、登ってもみたくなり、海の雲は夕日が沈むころには反射して黄色になり、橙色になり、茜色、赤紫色と、どんどん変わり、何とも言えない色になり幻想的です。

雲は、高さにより、大きく10種類分けられているようです。
また、形により名前が付けられているものもあるようで、まだまだ遭遇してない雲がいっぱいあります。

ウユニ塩湖や父母ヶ浜(日本のウユニ塩湖です♪)のように、水面に映ると、水の上に浮かぶ何とも神秘的な雲となり、一度はカメラに収めてみたい景色です。

富士山の雲は風が創るようで、ふもとからみるととてもおもしろいと言われているそうです。
富士山の変わった雲も見てみたいし、雲海で雲を見下ろしてみたい...考えるだけで楽しくなってきます。
また、今日も空を見上げてみようかな。

空

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