自己実現と社会貢献を志す人へ

先生&生徒のつぶやき

2025年03月

2025.03.16

掃除から学ぶ

執筆者:事務員 中川 英昭

  ここ10年で「幸せホルモン」が注目されています。幸せホルモンの分泌されることの行為として「掃除」があげられています。セロトニンやエンドルフィンというホルモンを分泌させる効果があり、気分転換に最適な行為と言われています。これらはリズミカルな運動によって分泌されるため、窓ガラスやテーブルを拭くといった反復動作が多い掃除が効果的だそうです。また、掃除中は無心で没頭でき、まわりがきれいになりリフレッシュできます。

 私が44年前に少林寺拳法の本山に入山し最初となる朝、道場の掃除(*作務)から始まりました。学校がスタートするまで、毎朝道場の作務から始まり昼間は植木の手入れやペンキ塗りなどの建物の修繕を毎日行っていました。少林寺拳法の開祖宗道臣先生存命中は、直弟子たちに作務を通して物事の見方や人間の生き方などを説かれていました。多くの訓話が残されています。
 また、パナソニックを一代で築き上げた、日本を代表する実業家・松下幸之助氏も、掃除を“仕事と同等に重要なもの”とみなしていました。掃除というと、“単純な作業”“誰にでもできること”というイメージを持っている人もたくさんいると思いますが、誰にでもできることを自ら実践し、いかに段取りよくできるか考えることが、仕事面での成長にもつながると、松下氏は考えていました。
イエローハットの創業者の鍵山秀三郎氏も、「凡事徹底」“ごく平凡なことを徹底してやり抜く”を提唱し“物を整理し掃除することは頭を掃除することでもあり、ムダや汚れに気づくようになる”“掃除を通じて、世の中から心の荒みをなくしていきたい”と考え「日本を美しくする会」を創設されています。
 このように掃除から学ぶことはたくさんあります。掃除をすれば自分の心も美しくなり、自分の心も磨かれます。「たかが掃除、されど掃除」是非掃除にこだわりをもって取り組んでみたらと思います。
*作務:作務は「務(つと)めを作(な)す」の意味で、修行道場における清掃や炊事、庭や建物の手
    入れや農作業など、全ての労働を指す言葉。禅では、「作務」をとても重要な「修行」と
    して位置づけています。

お問い合わせ

お問合せ
 0877-32-3000

WEBからのお問合せ
メールフォーム

To top