先生&生徒のつぶやき
2025.01.06
一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭
執筆者:教諭・事務員 渡邊 まゆみ
明けましておめでとうございます。
2025年、香川は雲ひとつない晴天に恵まれた穏やかなスタートとなりました。
皆さまにとって素晴らしい一年でありますよう、祈念申し上げます。
皆さん、初夢は見ましたか。
初夢って大晦日の夜に見る夢?それとも元日の夜に見る夢?と思ったことないですか?
私も考えたことがありますが、実はどちらでもいいそうです。
年明けに初めて見た夢が初夢なんです!
そして初夢といえば「一富士二鷹三茄子」と言われますよね。
江戸時代のことわざで、縁起のよい順に「日本一の富士山」「百鳥の王の鷹」「茄子は生すと成すをかけたもので生まれ成長するさま」だそうです。
でも、このことわざには続きがあるのをご存知ですか?
「四扇五煙草六座頭」(しせんごたばころくざとう)。
本当は十まであるそうですが六の後は不明だとか。
なにせ江戸時代ですからね…。
四の扇はその末広がりの形から商売繁盛や子孫繁栄の縁起物で、煙草は煙が上にのぼっていくことから縁起物とされているそうです(禁煙がご時世の現代では違うのかも)。
そして、座頭とは琵琶法師といわれる盲目の琵琶演奏家のこと。
剃髪のため、髪がない→毛がない→怪我ないと、家内安全の象徴とされていたそうです。
楽しい語呂合わせに日本語の奥深さや面白さを感じ、日本人って粋だなぁと思います。
私ごとですが、粋=着物(私の単純な思考回路)ということで、今年は着物を着る機会も増やしていこうかと思った元日でした。