先生&生徒のつぶやき
2024.08.20
感謝と幸せについて
執筆者:校長 小野 康裕
みなさま、久しぶりのつぶやきです。
とある日の朝礼後、F先生から家族に対する感謝の気持ちを聞き、ほほえましく幸せな気分になりました。
『感謝をすれば幸せになれる』と言われています。
心理学者の研究では、毎日1~2分程度「ありがとう」という感謝をしている人々は、よく眠れるようになり、より多くの運動をするようになり、身体的不調も軽減したという結果があるそうです。
つまり日常生活において、『感謝』の時間を設けると幸せになれるということです。
『感謝』には2種類あるそうです。
一つは、自分に良いことが起きた場合の感謝(恩恵的感謝)。
例えば、誰かに何かをしてもらったから感謝する、何かをもらったから感謝するという場合です。
もう一つは、感謝の気持ちをいつも感じている場合の感謝(普遍的感謝)。
例えば、生きていることに感謝する、家族や仲間と一緒にいられることに感謝するという場合です。
ある研究によると、恩恵的感謝だけだとエゴが強くなり、次第に気持ちが暗くなり、長期的には鬱になる傾向が強いという結果があるそうです。
何か良いことがないと感謝ができず、自分の調子が悪い場合や、何かつらいことが起きると、すぐに気持ちが沈んでしまうそうです。
一方の普遍的感謝は成長意欲が増大し、困難に立ち向かう勇気が持てるようになるそうです。
特別なことがなくても、常に感謝の気持ちを持つことは、困難なことや、つらいことが起きても、前向きな気持ちになり、何があっても成長に繋がっていくということです。
感謝の気持ちは、間違いなく幸せにつながる始まりだと思います。
RITA学園高等学校が開校してから、朝礼後に感謝の時間を作り、教職員に5つの感謝について述べてもらっています。
普遍的感謝を高めていくことで、生徒も教職員も学校全体が幸せになることを願っています。